ブレインバンクは欧米では神経科学研究のインフラストラクチャーとして、国家事業として行われています。これまで国立精神・神経医療研究センターは、 国立病院機構、神経病理学会の協力を得ながら、オールジャパンブレインバンクネットワーク構築に向けての努力を行ってきました。

 今回精神疾患、神経疾患、老化・認知症疾患の死後脳リソース構築の努力を行ってきた施設の協力による日本ブレインバンクネットが、 AMED融合脳横断リソースとして認められました。

 今年度は日本神経学会ブレインバンク設立準備委員会が設置されてから30年目になります。また、この日本ブレインバンクネットの実現を熱望されていた 金澤一郎先生をなくし、ブレインバンクにご登録いただいた象徴的な年でもあります。

   日本ブレインバンクネットの創設は、ブレインバンクを国家事業化するという我々の夢の実現への大きな一歩です。ブレインバンクは患者・医師・研究者による、 疾患克服のための市民運動と、欧米では定義されています。精神疾患、神経疾患、老化・認知症疾患の克服に向けての下支えとして、貢献できる努力を今後とも 行って参る決意です。